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福岡ダイビングパークアンバサダーのご紹介

水中写真家・中村卓哉

福岡ダイビングパーク
水中写真家・中村卓哉

「福岡の海」

水中写真家・中村卓哉

「プロフィール」 水中写真家。
10歳の時に沖縄のケラマ諸島でダイビングと出会い海中世界の虜となる。
ライフワークの辺野古の海へは17年以上撮影で通い続けている。
海中の世界の命のドラマをテーマにコラムなどの執筆や講演、カメラメーカーのアドバイザーなどもおこなう。
テレビやラジオ、イベントへの出演を通じて、沖縄の海をはじめとする環境問題について言及する機会も多い。

日本写真絵本大賞 優秀賞
パプアニューギニアダイビングアンバサダー
公益社団法人 日本写真家協会 会員

「写真集」 『海の辞典』(雷鳥社)
『わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山|川|海』(偕成社)
『パプアニューギニア 海の起源をめぐる旅』(雷鳥社)
『辺野古ー海と森がつなぐ命』(クレヴィス)
『海之辞典』(上海文化出版社)

「福岡での活動」 ・2018〜19年
NHK BSプレミアム「ワイルドライフ」撮影

・2020年〜
1期1年の福岡水中写真塾塾長として活動。2022年は3期目を迎える。

・2021年
共同通信から配信されている連載「水のメッセージ 地球3分の2 海」の記事掲載

・2022年〜
福岡ダイビングパークアンバサダーに就任

2019年春、テレビ撮影のロケで初めて、福岡の海へ潜りました。沖ノ島周辺の撮影だけで、年間60本以上の潜水を重ねていくうちに、すっかり福岡の海の虜となったのです。
 まるで大河のように流れるとてつもない数のイサキの群れ。巨岩の隙間から漏れ射る神々しい光のシャワー。お花畑の様に咲き誇るソフトコーラル。そして、疾風の様に目の前を駆け抜けるクロマグロの群れ。どれも初めて出会う光景ばかり。海に宿る神様はギュッと私の心を鷲掴みにして離しませんでした。そして、一年がかりの撮影が終わると、クランクアップした安堵の気持ちよりも、この海からしばらく離れる喪失感がどーんと押し寄せてきたのです。一万本以上潜っていますが、このような気持ちになる事は稀です。
 よく、綺麗な海を水族館に例える人がいます。さらに綺麗な水中写真を絵画の様だと話す人がいます。これは持論ですが、それでは海の表面的な魅力しか伝え切れていないのだと思うのです。生き物が輝くには、海を濁らす植物性プランクトンも必要ですし、魚たちのゆりかごとなる海藻の森も必要です。例え地味でも、美味しい魚や貝などが多く取れる豊かな海はとても美しいと私は感じます。
 160万人が暮らす大都市福岡の周辺にこの様な豊穣の海が広がっている事はまさに奇跡であり、この先もじっくりこの海と向き合って、真の豊かさを記録していかなくてはならない、私はそのように考えました。
 海の南国化はダイバーにとっては嬉しい反面、漁業者にとって深刻な問題となっています。ダイバー目線だけではなく、視野を広げて海の魅力を発信する為に、2020年から福岡水中写真塾という活動を行っています。塾生達と共に、世界にも引けをとらないこの海のもつ本来の美しさを、今後も福岡水中写真塾の活動を通して発信していきます。
 今回アンバサダーという大役をいただき、改めて責任の重大さを感じております。是非今後も我々の活動に、一人でも多くのご賛同とご協力をお願い申し上げます。

NHK BSプレミアム「ワイルドライフ」

水のメッセージ 地球3分の2 海

福岡水中写真塾塾